住まいを美しく長持ちさせるために この表を目安にお掃除なさってください
部位 お掃除・お手入れですること 頻度
玄関・ポーチ ●毎日のお掃除
●ポーチの水洗い
毎日
月2〜3回
玄関ドア ●アルミドアの洗剤拭き
●木製ドアのワックス掛け
月1回
すべての居室 ●窓をあけて換気する
●毎日のお掃除
毎日
キッチン ●使った後のお掃除
●水気を拭きとり、生ゴミの処理
●流し台、シンクの洗剤拭き
●ガスレンジの掃除
毎日

毎週1回
キッチン換気扇 ●換気扇の掃除 月1回〜半年1回
バスルーム ●最後に入浴した人が床を流し、換気する
●浴槽の掃除
●室全体の掃除
●壁、床のカビ取り
毎日

週1回〜月1回
洗面所 ●使用後はすぐ水を拭きとる
●使った後のお掃除
●洗面化粧台の洗剤拭き
●水栓器具磨き
毎日

毎週1回
トイレ ●汚したらすぐ落とす
●便器の洗剤拭き
毎日
毎週1回
居室の掃除 ●天井のすすはらい、はたき掛け
●壁の手垢とり
●床板のワックス掛け
月1回

月1回
カーペット ●簡易クリーニング 年1〜2回
ビニル壁紙 ●薄めた中性洗剤で拭き、真水で絞った布で洗剤拭き取る 年1回
ガラス拭き ●洗剤で拭く 年2〜3回
網戸 ●洗剤で洗う 年1〜2回
押入れ、収納 ●中のものを全部出して掃除 年1回
設備器具 ●掃除 年1回
建物の外周り ●点検と清掃 月1回
屋根 ●落ち葉ごみの掃除
●雨どいの掃除
年1〜2回
敷地内下水道 ●専門業者による点検、清掃 年1〜2回
大掃除 ●家具を移動しての掃除、タタミ、カーペット干し 年1回



 地震・台風・異常な気象条件などで建物が傷つくことがありますが、こういう場合でも早期発見で費用が少なく修復できることがあります。また、自然災害に遭わなくても、お住まいを何時までも快適で安全な住環境に維持していただくのには、それぞれの部位で定期的にメンテナンスをしていただくことが必要です。  各部位ごとのメンテナンスが必要な時期を簡単な一覧表にまとめてみましたので、ご参考になさっていただければ幸いです。
部  位 お手入れの時期             理    由 
防虫防蟻処理 5年 土台まわりは建物に最も大切な部分です。最近は毒性の少ない薬剤を使いますから、有効期間も短いのです。
外壁吹き付け 7〜8年 外壁の吹き付けは建物を水から守る被膜として大切です。材料や条件によって多少の差はありますが、7〜8年で手を入れてください。
屋根・庇 約10年 永い間には地震や強風の影響で瓦がずれたり、凍結で瓦が割れたり、表面の塗膜が劣化することがあり、10年目にはチェックが必要です。
防水工事 10〜12年 通常防水工事の保証期間は10年です。劣化して漏水がおこる前に手を入れてください。
外部の塗装 3〜5年 鉄部は錆の発生を押さえるため、木部は紫外線による木材の劣化をおさえるため、3〜5年の間に手入れします。鉄部には3年が理想的です。
給 湯 管 7〜10年 通常給湯管には銅管が使われていますが、熱や電蝕により7〜10年の間にピンホール(小さな孔)があくことがあります。万一漏水すると建物に悪影響を及ぼしますので、10年経過したらチェックしてください。
ガス設備 6〜8年 加熱機器は使用頻度によって差がありますが、7〜8年で損傷がひどくなります。
電気設備 7〜10年 回転部分や接触部分は使用頻度によって損傷を受けます。7〜10年の間にメンテナンスの手を入れてください。
給排水衛生 約10年 通常の使用でも永年の間には劣化がおこります。10年程度経過したらチェックをしてください。
壁  紙 約5年 壁紙や接着剤が5年程度で劣化します。早めに手を入れてください。




お手入れの時期 住まいやインテリアで普通おこなわれている状態を表にしてみました。

         経年数
建物・インテリア
1年 2年 3年 4年 5年 6年 7年 8年 9年 10年
外装の吹き付けの塗り替え
外部の塗装の塗り替え
屋根・庇の状態のチェック
タタミの表替え
障子の張り替え
ふすまの張り替え
カーペットの敷き替え
壁紙の張替・一般の住宅
壁紙の張替・欧米の住宅の例
壁紙の張替・ホテルなど
レースカーテンの交換
ドレープカーテンの交換

部 位 チェックの方法 判断の手掛かり
基礎 目視 換気口周辺に亀裂があれば、不同沈下も疑いましょう
屋根・庇 @外部からの目視
A室内からの目視
藻の発生があれば塗膜の傷みの疑いがあります
天井・まわり縁に雨ジミあれば屋根が疑われます
天井付近でなく途中からシミがでている場合は庇、サッシ等の水切り
ベランダ防水立ち上がり部分
樋のゴミ詰まり
クーラーの冷媒管
換気孔からの吹き込みなどを調べてみてください
@経過年数から判断
A目視
築後15年以上だと塩ビの劣化があります
雨樋の詰まり、破損などもみてください
外壁 目視 庇上部、トイレ、洗面、浴室等の壁に藻が発生していれば塗膜はほとんど利いていない証拠です
給排水衛生設備 @露出部の目視
Aメーターチェック
全部の水洗を閉め、量水器の蓋を開けてメーター下部の回転する針の位置を確認する。2〜3分して角度が変わっていれば漏水の疑いがあります
内装・壁・天井の ビニル壁紙 目視 ビニル壁紙の場合年数が経つと可塑剤の揮発で材料が縮むことがあります。壁紙のジョイント部、上下の見切り際、入り隅等に隙間が出ます
内装・壁・天井に生じたラスマーク 下地を取り付けている胴縁部分又はパテ塗り部分などで壁紙の色が変わることがあります。下地の熱透過損失の違いで起きる現象で構造的な問題。換気が悪い・暖房が強い部屋等でおきやすいです
内装・床 目視 床鳴り 根太が乾燥で収縮した場合に出やすく、釘じめをしたり、床と根太の間にパッキングを入れ直すことがあります むくのフローリング材の反り材料の乾燥収縮が原因、合板のフローリングと変えるとよいです  ※アレルギー体質の人の対策としては、F1タイプの合板のものがあります
プラスチックタイルが収縮し目地が切れている場合は、床を水拭きしている場合が多いです。水拭きしないようにしてください
建具・ふすま @目視
A操作してみる

ねじれ、反り
これが著しい場合は材質が原因のこともありま  すが、使われている場所や使い方によることも多いです。室内外の温度、湿度の差や、片引き戸を  開けたままにしておくと壁側に湿気がこもり、この湿気で建具が壁側に反ることがあります

引き戸の建て付けの狂い
敷居または鴨居の狂いが原因のことが多いで  す。敷居下部のパッキングの厚さを調整すること  で直せます

ドアの開閉  @上部がすれて当たる場合 手先側の柱が沈んでいる場合があります
A下部がすれて当たる場合 次のいずれかです

イ 蝶番が摩耗して扉につり下がりができた
ロ 吊元側の柱が沈んだ
ハ 床の不陸がでた

B扉が自然に開いてしまう場合 ロックのストライク(受け座)の位置にゆとりがないことが多いです。ストライクの位置を少し手前にずらすと良いです

外部塗装 目視 塗膜が劣化すると必ず光沢が失われます
剥離が生じている場合は完全な劣化の現れです
金属部分にさびが出ていたら至急塗り替えが必要です
木部をクリアーな仕上げにしてある場合、塗膜に白っぽい部分が現れていた「白華」現象で、木部と塗膜との剥離が始まっています
防水 目視 防水を施した周辺の外壁やベランダの裏側等に雨  ジミがあったら、防水が劣化している可能性があります
ベランダではドレンの取り付け部分から漏水することもあります


壁紙は表面についたホコリを取り除けば、美しさが長持ちさせることができます。方法は壁紙がどのような素材でも、まず、電気掃除機で吸い取ることが基本です。できれば、年に数回は掃除して下さい。そのほか、壁紙の素材ごとの対処方法は次の通りです
ビニル壁紙 表面についた汚れは薄めた中性洗剤液で拭き取れます。布を液に浸し固くしぼってから拭いてください。その後、洗剤分が残らないように真水でしぼった布でもう一度拭いてください。ただし、靴墨、ボールペンインキなどはきれいに取れません。
 布拭きは壁紙の表面の状態によって加減してください。表面強度のあるものは心配ありませんが、発泡加工で表面が軟らかいものは傷つきやすいのでソフトな扱いが必要です
紙壁紙 輸入品壁紙で表面が樹脂加工されているものは、ビニル壁紙に準じて濡れた布で汚れを拭き取ることができます。ただし、あまり強くこすらないようにしてください。
織物壁紙 織物壁紙は濡れ布で拭くことができません。 ホコリを電気掃除機で吸い取るだけにして下さい。


かびは、生えると不愉快なだけでなく、喘息や、体の弱い人では感染症を引き起こす恐れがあります。また、建物や化粧材を侵してしまいます。このため、接着剤には防かび剤が配合さてれいますし、壁紙にも防かび剤入りのものがあります。ただし、下地そのものにかびが生えていた場合は、かびを取り除く処置が必要になります。
 このような手を尽くしても、防かび対策は万全という訳にはいきません。ですから、お客様も日常的にかびを防ぐ対策を講じて、安全な室内環境を確保されるようお願いします。次のようなことを心掛けていただければ大変有効です。

@ときどき窓やドアを開けて室内に空気を流すようにする(換気)
Aたんすやリビングボードなどの家具の裏側にも空気が流れるように工夫する。
B洗面所、トイレなどは、飛び散った洗剤や汚れがかびの原因になることがありますので、そのつど拭き取るようにする。




壁紙は3〜4年ぐらいまでは、新しい内装というイメージでみていただける模様ですが、これも部屋の使い方によって違いがあります。また、実際には年数がたつとホコリ汚れや自然の変色で初めの鮮度とはかなり変化しているはずです。これと別に、イメージ的な面で飽きがきて、新しいインテリアにしたいという要求も生じますので、壁紙が何年もつか?には定説がありません。
 ご参考までに、一般的な壁紙の張り替えは頻度を表にしますと次の通りです。

 

ホテル宴会場など・・・・・・・・・2〜3年
ホテル宿泊室・・・・・・・・・・・3〜4年
一般の住宅・・・・・・・・・・・・3〜8年
欧米の住宅・・・・・・・・・・・・2〜5年




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